茨城県龍ケ崎市の中山一生(かずお)市長(48)は、2010年11月末に予定される第二子誕生に合わせて2週間の育児休業を取得する考えを示した。1回目の育休は10月に5日間、すでに取得済み。2回目の育休に入る前の11月初旬、ファザーリング・ジャパン安藤哲也氏との対談が行われた。

 

【短期間の育休を複数回取るのが、現実的】

安藤 私と同世代で、育休を取られたと言うことで、非常にシンパシーを感じました。今度2人目のお子さんが産まれるそうですね。

 

中山 11月末が予定日です。それに合わせて出産前後の育児休業を取らせて頂きます。

 

安藤 1回目の育休は、すでに取得されたそうですね。

 

中山 家族と一緒に遊びに行く時間もありませんでしたから、1回目の育休は家族と一緒に遊ぶ時間にほとんど使ってしまいました。第1子は2歳過ぎです。

 

安藤 ちょうどイヤイヤ期ですね。イヤイヤ期と、マタニティー期が重なると、奥様も大変ですね。最近、2人目、3人目出産の時に、育休を取られるパパが増えているようです。1一人目の時には、なかなかできなかった上の子との関係性も含めて取得したり、奥様のケアをしたり。今度の育休は2人目の出産に会わせて取得するということですね。

 

中山 はい、11月15日から2週間取得する予定です。市長・副市長の育休について、条例化したので、それに則って取ろうと思っています。

 

安藤 ということは、新条例の一例目と言うことですか?

 

中山 5日間、育休取得したときが、最初です。市長・副市長については、特別職ですから、育休の規定がありませんでした。これからは宣言して休むことが、可能になりました。ただし、その期間は、給与を日割りで減額するという条例を作りました。そのほか、女性が市長になったときに、産休などの必要性が出た場合の条項を入れたりしました。文京区の条例も参考にさせて頂きました。